iPadやiPhoneにはAndroidと違って、DTMの世界ではメジャーのようですぐれたアプリが多いです。RolandもYAMAHAもKORGもiOS用にいろいろな音源・ソフトシンセアプリを出しています。
YAMAHAは「Yamaha Synth Book」というヤマハシンセサイザー40周年記念無料アプリを出して当然iOSのみです。ヤマハシンセサイザーの歴史を綴ったコンテンツだけではなく、バーチャルアナログシンセサイザーのAN2015が内蔵されソフトウェア音源として楽しめます。
Rolandは、iOSで2,000円の有償アプリですが、DTMに全く無縁だった私でも知っているハチプロ(SC-88Pro)やSC-55mkIIといった有名なというか、当時は超メジャーな音源を蘇らせたソフトウェアシンセサイザーです。最新のハードウェア音源とは比べるべくもないですが、でも、いい感じでならせます。
KORGは、KORG Module for iPad(iPhoneは別アプリでユニバーサルではありません)があって、当然iOSのみ対応です。こちらはiPad版は少々お高い4,800円です。とりあえずLE版というフリー版があるので、そちらで試してみました。フリーではピアノ音源だけが使えますが、いい音しています。さすがKORGです。
ちなみにピアノのサンプリング音源ですが、YAMAHAは当然自社のフルコンサートグランドを始めとする自社のもの、RolandとKORGはSteinwayだそうです。ちなみにGarageBandのピアノもSteinway Grand Pianoってありますね。
さて話はなかなか本題にいきませんが、前から一つ欲しいと思っていたのが小さめのマイクロキーのMIDIキーボード。打ち込みでぽちぽちやるなら25鍵でいいでしょうけど、メロディラインをリアルタイムである程度スムーズにとなると、最低3オクターブ37鍵は必要で、できれば49鍵くらいが欲しい。
そんなこんなで探していて見つけたのが、最近発売されたKORG microkey airのシリーズ。Appleが作った仕様で標準採用されたMIDI over Bluetooth Low Energy。BLEでMIDIコントローラーとMacやiOSを接続しようというもの。
早速買いました。49鍵タイプ。
コンパクトですが49鍵あると幅は70cmほどあります。
一番下の写真にあるとおり、普通にUSB接続も可能ですが、乾電池駆動でBluetooth接続可能です。まだiOSの対応が不十分なので、OSレベルでペアリングできなくて、さきのKORG Modole for iOS (LE)を使います。一旦ペアリングすればあとはどの音源アプリでも使えますが、一旦接続が切れるとペアリングが必要なのがプチめんどくさい。
しかーし、ワイヤレスの効果は絶大です。乾電池駆動というのがいい、とってもいい。
ワイヤレス接続できになるのがレイテンシーです。iOS (iPad Air 2、iPad mini 4)と、Mac mini mid 2011 (Core i7 2.7GHz, 16GBメモリ)では、立ち上がりのシャープなピアノでもレイテンシーは感じません。ただし、他にBluetoothデバイスがたくさんあったり、特にオーディオ出力をBluetoothにしているとダメな可能性が高いですのでご注意を。また、ぐぐってみるとわかりますが、Windowsでは結構だめっぽいです。まあ、所詮Windowsですからね、この世界ではMacが圧倒的に有利です。Androidはさらにダメです、そもそもアプリがないから。
というわけで、microkey air 49、拙いながらも弾いてみた感想は、マイクロキーですが意外に弾けるということです。もちろん標準のキーボードと同じではないですが、これ、想像以上に使えますね。
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