マロン

2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 福梅 | トップページ | 京樽のおせち »

2016年1月 5日 (火)

バックアップ

きちんと実行している時には何事もおこらなくて、事故が起こった時に限ってとっていないのがバックアップです。PCを長年使っているとバックアップが無くて痛い目にあったことは、一度ならずあるはずです。

今回は家庭用PCのバックアップについて考えてみたいと思いますが、その前に家庭用PCで使われている主な記憶媒体について考えてみます。

■CD,DVD・BDなど光学記憶メディア

メディア一つ(一枚)あたりの容量は一番少ないですが、単価も一番安いメディアです。

■HDDなど磁気記憶メディア

気軽にとっかえひっかえできるものではないですが、メディア一個あたりの容量は大きいです。

■フラッシュなどの半導体記憶メディア

デジタルカメラ、スマートフォン、タブレット、ノートPCや小型デスクトップなどでも使われるようになったもので、前者2つに比べて高速なのが特徴ですが、価格的にはHDDより高いです。

これらの中でどのメディアの寿命が最も長いと思いますか?

一般的なイメージとしては、光学記憶メディアが最も長く、それと同程度にフラッシュ、そしてHDDが一番短いような気がしませんか?

■フラッシュメモリ

実際のところ、フラッシュメモリ、特に一般消費者向けの安いSDカードなどはNAND型のMLCフラッシュメモリが使われていますが、実はNAND型フラッシュには、データ・リテンションという記憶保持限界があります。MLCでは公称5年といわれており、スペック上は5年を超えたら中身が消えてしまうということです。実際には、格安のmicroSDカードなどは下手すると1年持たずに消えちゃうことがあります。

なので、一部ユーザーにフラッシュメモリをアルバム代わりにしている人も実際にいるようですが、数年後にはガーン!とショックを受ける可能性が非常に高いということです。

■光学記憶メディア

では光学記憶メディアは安全かというとそんなことはなくて、物には必ず寿命があります。CDやDVDなどもWrite Onceメディアを使用して、長くとも数年、できれば3年程度間隔でコピーを作成してコピーを保存し、コピー元はメディアシュレッダーにかけて廃棄するのが正解です。

とはいえ、最近デジカメの高画質化によりファイルサイズは肥大化しており、容量の小さな光学記憶メディアでは何十枚にもなってしまいます。何十枚ものDVDやBDを3年ごとにコピーを作るのは、プロがつかうデュプリケーターでもない限りはあまり現実的ではありません。

サイクルをずらせると月数枚程度ですむかもしれませんが、管理が非常に煩わしくなります。なので、光学記憶メディアで長期保存というのもこれまた現実的ではありません。

■オンラインストレージ

最後のHDDに行く前に、最近皆さんが使っているのがオンラインストレージ。自分でハードウェアを管理しなくてよいですが、この手のサービスの常のとして突然サービス停止になったりします。特に無料系サービスは、経営に悪影響があるとなるととっととサービス停止されちゃいます。

さらにGoogle DriveやOneDrive(無料)には検閲があります。デジカメで自分の子供(幼児)の入浴風景を撮影して、それをPCにコピーした時に意図せずGoogle Driveにアップされてしまい、非公開設定であったけれど、幼児ポルノと自動判断されてしまいアカウント削除された例もあるようで、或る日突然ぜーんぶ失ったという笑うに笑えない事態になったそうです。わざとアップしたならまだしも設定で自動的にUPされたりしたら目も当てられません。特にスマホに入っているオンラインストレージアクセスアプリには、新しい写真を自動的にアップしちゃうものがあるので要注意です。

その点、ビジネスに使われるOneDrive for Business(有償)は検閲は入っていないそうですが、さりとて何をしてもよいわけではなく、法的な責任が伴うことはいうまでもありません。オンラインにあげるということは、公衆に広く見せることができる環境であるということをわすれてはいけません。

オンラインストレージは、自動アップされる様な設定は一切しないこと、オンラインストレージにしか存在しないような状況はつくらないこと、が使うコツです。

■HDD

さて、話を戻してHDDです。一見不安定そうなのですが、歴史が長く技術も成熟しており製品も安定しています。さらに、大容量で容量あたりの単価も安いです。個人的にはHDDを記憶媒体としたNASがオススメです。

業務用のNASは、RAID50とかRAID10とかでさらにオンラインスペアも加えた高信頼性のディスク構成

に加えて電源やコントローラー、NICの二重化をしているものがありますが、それだけで車より高いくらいになりますので、一般家庭で使う様なものではありません。

一般向けとして安い価格でRAID1とかRAID5のNASがありますが、これもオススメできません。というのもコントローラーが壊れてしまったら救えるものも救えないからです。コントローラーが死ぬってのはデータ全損と等価です。

■結局のところ、オススメのバックアップ手段は?

個人的にオススメするのは、シングルティスク構成の入手しやすい二種類のNASを使うことです。MacならBackupアプリでそれぞれに対して別個のJOBでコピーをタスクスケジューリングしておきます。ハードを完全に別にすることで片方のハードが全損しても、もう片方は生きています(落雷などによる被害、洪水や地震などによる物理破壊はダメです)し、特別なことをしなくても普通に生き残った片方を使い続けられます。

家庭用なので、夜間にバックアップすれば多少時間がかかっても問題は起こりません。なにより事故発生時の対処が簡単なのとハードウェア更新の維持費が安いのがメリットです。NASのHDDフォーマットさえちゃんとしておけば、MacでもWindowsでも使えます。

個人で使う場合、業務用と違ってかけられる費用は極めて限られている一方で、自動的に勝手にやってくれるなら時間は多少かかってもよい、けれど人がずっとついていないといけないような状況は到底対応できない。少しの手間と少しの費用とたっぷりの時間を使ってできる最良の策を考えるべきです。

自分の場合はどうなのか?事故が起こる前によく考えた対策をうっておきましょう。

« 福梅 | トップページ | 京樽のおせち »

PC」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バックアップ:

« 福梅 | トップページ | 京樽のおせち »