マロン

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2013年8月 1日 (木)

なり田のすぐき

京都に縁のない方はおそらく御存知ない可能性が高いのが「すぐき」というつけもの。すぐきとは「酸茎菜」とも表記され、いわゆる「すぐきな」というカブの一種を、乳酸発酵させた京の三大漬物の一つです。

京の三大漬物というのは、「しば漬け」「千枚漬け」「すぐき」の三種で、それぞれにトップクラスの老舗ってのがあります。いろいろお好みはあろうかとは思いますが、「しば漬け」は「土井志ば漬本舗」(これはちょっと議論がありそうな気がしますね、「老舗」というには抵抗がある)、「千枚漬け」は四条河原町近くの麩屋町にある「大藤」、「すぐき」は上賀茂の「なり田」」ですかね。

ケンミンショーじゃないですけど、京都で「老舗」というと少なくとも創業百年以上、創業は西暦18XX年代、とかそれ以前じゃないと老舗面は出来ないのが通例かと感じます。ケンミンショーで東京で明治創業の老舗のお菓子と称して京都の上司の家に手土産として持って行くと、馬鹿にされたような顔をされたようなシーンがありましたが、まあ、極端にしても確かにそういうのはあります。たかだか数十年で老舗面されてもねぇ、って感じ。さきの三大漬物の老舗にしても、そういう意味では老舗とは言えないところもありまして、土井志ば漬本舗は創業1901年(明治34年)と非常に「若く」老舗とは言えないですが、大藤は創業1865年(慶応元年)、なり田は1804年(文化元年)とこのあたりになると老舗と言えますね。まあ、創業が明治以降は老舗じゃないってのが正直な感想。

観光客向けには大安とか西利ってのが漬物屋さんとしては入手がしやすいようですが、創業1902年(明治35年)と土井志ば漬本舗同様老舗とは言いがたい、西利に至っては1940年(15年)と論外中の論外、問題外の若さ。(元)京の人間の立場でいうと、漬物買うのに申し訳ないですが、大安とか西利とか買ったこと無いですってか、そもそも買う対象として完全に視野の外にあります。それほどに「老舗」にこだわりを持つのが京の人。ちなみに周辺の新興住宅地は「京」じゃないです、碁盤の目の範疇のみが「京」なのです。これは本来の「下町」の定義と同じです。

前置きが長くなりましたが、なり田のすぐき。

「いっただきま~す!」

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