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2007年3月 6日 (火)

マクロに強いコンパクトデジカメって?

時々Webサイトで見ることがあるのが、「レンズ前XXcmまで寄れるのでマクロに強い!」というデジカメのうたい文句です。マクロに強い!とうたったところで、あまり消費者受けしないとは思うのですが、キャッチフレーズの何番目かには見ることがあります。

私も、昔は例えばリコーのデジカメはレンズ前1cmまで寄れるからマクロに強い!と思っていたことがあります。ですが、使ってみてわかったのは(今では当たり前のことでありますが)、レンズ前1cmまで寄れるからマクロに強いとは限らないということです。

実際問題、被写体の1cmまでレンズの前玉を近づけると、たいていの場合はカメラやレンズ自身が妙な影を作ってしまうことが多くてあまりメリットはありません。それよりはある程度の距離を保っても拡大できるような、すなわちテレマクロが効く、つまりワーキングディスタンスが取れるほうがずっと使い勝手が良くなるケースも少なからずあります。

例えば、マクロに強いと伝統的には言われているRICOHのコンパクトデジカメですが、筆者現有のGR DIGITALで見ると、こいつは28mm相当の単焦点で、もっとも近接撮影した時でレンズ前1.5cmまで寄れて撮影範囲は約31×23mmとなっています。

一方でPEXTAX Optio W20のスペックを見てみましょう。こちらはほぼ同じく1cmまで寄れますが、撮影範囲は約16.5×12.3mmとなっていて面積で言えばGR DIGITALより4倍大きく撮れる(GR DIGITALの撮影可能範囲のさらに1/4のサイズのところを画面いっぱいに撮影できる)ことになり、その差は歴然としています。もっとも、こちらのほうは38~114mm相当のズームということもあって同じ土俵での比較には無理がありますが…。

それじゃ不公平でしょうから、RICOHのCaplio R5を見ると、レンズ前1cmのワイド端では約23x17mmの範囲、テレ端では約45x34mmとなっていますので、ワーキングディスタンスを無視したとしても、Optio W20 (W30も同じスペックのようです)のほうが撮影範囲は小さい(というか、より大きく撮れる)わけです。

ただし、ここではあくまでスペック上だけの話で、マクロの時の露出の正確さ、フォーカシング速度、画質などは一切比較しておりませんのでご注意ください。マクロ撮影時のAFの方式によっては、マクロ時にはAFの合焦に時間がかかるとか迷いが多いとかいうことが出てきます。また、マクロ時にはスポットAFが設定でき、なおかつ任意の場所に測距点が移動できるというのもマクロ撮影には便利な機能です。さfらにワーキングディスタンスも重要で、これが大きいということはあまり近寄れないということですが、逆に言えば近寄らなくても撮れるということもいえます。一方、ワーキングディスタンスが小さいというのは、被写体から離れることはできないわけですが、一方であまり下がれない(引けない)ような場合ですと、かえってワーキングディスタンスが短いマクロのほうが良いこともあります。

そうやって考えると、大抵のコンパクトデジカメのマクロには限界があります。その点デジタル一眼だと、状況に応じてワーキングディスタンスの大きいものや小さいものを使い分ければよいのです。

[参考]

RICOH GR DIGITAL
http://www.ricoh.co.jp/dc/gr/digital/

PENTAX Optio W30
http://www.digital.pentax.co.jp/ja/compact/optio-w30

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